大腸アメーバ感染症
病名を聞いても、何の病気なのか?ピンと来ない?かもしれません・・・
大腸アメーバとはアメーバ赤痢?
とも言われています。大腸アメーバとは、どんな感染症かと言うと・・・・
赤痢アメーバという原虫による、大腸の感染症のことです。世界でも多くの人が、この大腸アメーバに感染して、毎年尊い命を落としているそうです。
大腸アメーバは、赤痢アメーバに汚染された食べ物や、飲み物から感染してしまう事が、原因のようです。
また、急性の大腸アメーバに感染した方よりも、アメーバ赤痢の嚢子を知らず知らずのうちに、排出してしまう無症候性の感染者の方がいます。
無症候性の感染者は、この大腸アメーバの感染源なってしまうので注意が必要です。
この日本でも、毎年多くの大腸アメーバに感染し、発症しているという現状がありますので、注意が必要です。
大腸アメーバ感染した人のほとんどは、海外に行かれた経験のある人ばかりとは限りません。
ほとんどの場合は、男性同性愛者や知的障害者の占める割合が多いようです。日本の国内では、食中毒として発生するケースはほとんどありません。
大腸アメーバに感染しても、症状として現れるのは、ごくわずかです。主な症状としては、赤みがかった粘血便が出たり、下痢をしたりお腹がゴロゴロして、排便時等に下腹部が痛んだりします。
こんな症状が、何日か繰り返して起こります。
まれに、腹膜炎を起こすケースもあるので、粘血便などの異常を感じたら、すぐに病院で診てもらいましょう。
大便の中に、赤痢アメーバの原虫は顕微鏡で確認できます。主に血液検査で、赤痢アメーバに対する抗体があるかどうか?を調べたりします。
アメーバ赤痢は、全身状態はよい傾向にあるので、他の大腸炎と間違われることもあります。
腸穿孔、腸管外播種などになってしまうと命を落としてしまう場合もあるので、信頼できる内科や感染症科での受診をお勧めします。
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