腰椎間板ヘルニア?のチェックをしよう!
腰痛のある方は、一度下記のチェックをしてみよう○^^○☆椎間板ヘルニアのチェック
まず仰向けに寝ます。そして、足を伸ばした状態で、誰かに足を少しづつ上に上げてもらいましょう。普通なら垂直に(90度)までは無理なく上がりますが、腰椎椎間板ヘルニアを発症していると痛くて、途中までしか足が上がらない?サセーグ兆候がみられます。(下記の図を参照)
次は、うつ伏せの状態で、片方どちらかの膝を曲げた状態で誰かに、足を上にゆっくりと、上げてもらいます。膝を曲げた状態で、上に上げられると下肢が痛む場合も、腰椎椎間板ヘルニアの疑いがあります。(下記の図を参照)
腰椎と言われる5ケの、椎骨からなる骨の間には、ちょうどクッションのような役割をしている椎間板があります。
椎間板には、水分を豊富に含んだゼラチン状の髄核と、軟骨からできています。この椎間板があるお陰で、腰にかかる刺激を分散し、負担を軽くしてくれているわけです。
このように、とても重要な役割を持っている椎間板ですが、無理な姿勢や過度にかかる負担から、常に酷使されてわけですので、とても厳しい状況にあると言えます。
さらに、この状態で筋力が低下してしまうと、さらなる症状の悪化を招きかねません。ここで、避けたいのは、やはり筋力の低下!と言うわけです。
安静にするのではなく、動きなさい!と言われるのは、この筋力が衰えないように!するためと言う事になりますね。
お年寄りの方より、わりと若い人の方が、髄核に弾力があるので、衝撃が加わった時などに、髄核じたいが、飛び出やすいので、腰椎間板ヘルニアを発症しやすい傾向にあるようです。
また、年を重ねるごとに老化の影響で椎間板の弾力が失われてしまいます。老化するにつれ、さらに小さな亀裂が少しづつ入りやすくなります。
老化を止める事は、残念ながらできませんが、運動する事で、筋力の低下であれば防ぐ事ができますからね^^ここから先は上手に、椎間板とお付き合いしていきましょう(汗)
腰椎は、5ケの椎骨で構成されています。その中でも、一番酷使されているのは、上から4番目と5番目の間と、5番目と仙骨の間にある椎間板で、最も腰椎椎間板ヘルニアを発症しやすい場所です。(下記の図を参照)
普段、無意識にしている、姿勢や癖、何気ない仕草も、背骨に負担がかかっている事も多く、じわじわと椎間板にも影響してきます。
長時間のデスクワーク、頬づえ、足くみ、片方に体重を乗せる休めの姿勢、過労、重い荷物を片手で持つ、いつも同じ方向にカバンをかける癖など、背骨にかかる負担は、日常茶飯事です。
例えば、長時間に渡り前かがみの作業をしていると、椎間板が圧迫され椎間板の中にある髄核は、体の後方に向かって膨らみ、繊維輪にできた亀裂から、髄核が押し出されます。
このように髄核が、押し出された状態を、腰椎間板ヘルニアと言い、押し出された髄核はしだいに神経を圧迫するので、腰の痛みを生じてくるわけです。(下記の図を参照)
いつまでも、この状態をそのまま放置していると、さらに髄核が押し出されヘルニアの症状が悪化していき、腰の痛み以外にも、しびれるなどの症状も強く出るようになります。
☆椎間板ヘルニアの症状
椎間板ヘルニアの症状は、急に起こるものと、慢性のものがあります。急に起こるのは、例えば重い荷物を持った時などに、腰に思いがけないような大きな負荷がかかった場合です。その動作の直後に、強い痛みが生じます。
ぎっくり腰と椎間板ヘルニアの違いとは?
ぎっくり腰の痛みと、椎間板ヘルニアの痛みは、似ているとは言え、ぎっくり腰の場合は、腰の筋肉や靭帯が損傷する事で起こる、筋肉の痛みです。
しかし、椎間板ヘルニアは、椎間板の中の髄核が押し出され、神経が圧迫される痛みです。
どちらも、激しい痛みが伴い、歩く事も困難になりますが、何日か安静にする事で、痛みもしだいに軽くなります。しかし、症状が軽くなったからと言って、そのまま放置してしまうのはやめましょう。
痛みは軽くなっても、椎間板はまだ損傷したままの状態です。何かの拍子にまた腰に、大きな負担がかかってしまうと、椎間板から髄核がさらに押し出され慢性的なヘルニアへと移行してしまうからです。
ぎっくり腰も、椎間板ヘルニアも、きっかけとなる要因や、症状がとても良く似ていますので、原因の判別が少し難しい?のは確かですね(汗)
慢性的なヘルニアは、特にこれと言って思いあたる事がない?にも関わらず、腰に鈍痛が起こります。その痛みには波があり、鈍痛を幾度か繰り返しながら、しだいに慢性化していきます。
背骨には、感覚神経や運動神経など多くの神経が通っています。そのため、急性や慢性に関わらず、神経を圧迫するようになると腰痛以外にも、いろいろと症状がでるようになりますので、大きなサインになります。
腰以外に足の方にまで、痛みが及んできたら、坐骨の神経にも障害が進んでいる可能性もあります。太ももから膝、そして足の裏にかけて激しい痛みを伴うようになったら症状悪化のサインです!
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