アレルギー性肝障害について
これらの症状は、熱がでたり、発疹や痒み、黄疸などを伴います。そのほとんどは、薬を服用し１日～２日くらいで出てくる事が多いですが、中には、１週間～２週間くらいで、アレルギーが出てくる事もあります。
このように、薬の成分にアレルギー反応を起こしてしまう事を・・・・
アレルギー性肝障害（薬物性障害）
と言います。用法、用量、服用期間に関係なく、体質に左右されますので、例え薬の成分が、僅かな量だとしても、起こりやすい？と言う点も特徴の一つです。スポンサードリンク
なぜ？こんな事が起こってしまうのか？それは、
体が本来持っている、免疫反応が、肝臓によって分解された薬の成分を異物？と誤って認識してしまうためです。
体に入ってきた異物を、何とか排除しようと、免疫機能が肝臓内の細胞までも一緒に攻撃するため、肝細胞が傷つき壊死し、肝臓が炎症を起こします。
薬剤性肝障害は、中毒性とアレルギー性の２つがあります。用法、用量など、間違った薬の服用が原因の場合は、飲んだ薬が何か？分かれば原因が、はっきりします。
しかし、アレルギー性の肝障害は、アレルギー物質の特定が困難となります。
もし、アレルギーの疑いがある場合は、肝臓の治療を始める前に、薬のアレルギー反応を調べる、アレルギー検査をする事もあります。
体質により、同じ薬でもアレルギーを起こす人もいれば、起こさない人もいます。
もともと、アレルギー体質の方は、薬に対してのアレルギー反応にも注意しましょう。
中毒性の肝障害も、アレルギー性の肝障害も、症状は一緒です。このような症状が出てきたら、薬の明細も一緒に持って行くと、原因の特定に役立ちます。
肝臓にとっては、せっかくの薬も毒？となってしまいます。体の調子が良くない時など、私たちは病院ではなく、ドラッグストアや薬局などを、利用する事もあります。
用法や用量を守る事も大切ですが、その日の体調にも影響します。薬の効力が異常に、強くなり過ぎたり、肝細胞の破壊に気づかず、そのまま服用を続けると、劇症肝炎を発症する事もあります。
症状が出たら、薬の服用を辞める事で、回復に迎いますが、早めに医師と御相談下さい。
他の肝臓の病気
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