胃潰瘍の自然治癒力とは?
潰瘍とは、胃液によって粘膜まで消化されて起こる事から、消化性潰瘍とも言われているようです。潰瘍と言うと、胃炎の酷くなったものが胃潰瘍?だと思ってしまいますよネ
確かに、胃炎を繰り返しているうちに、胃潰瘍に進行してしまう事があるのは確かなようです。
胃炎による粘膜の炎症が、完全に再生して治る前に、さらに強い炎症が起こり、潰瘍になる場合もあります。
しかし、本質的には胃炎と胃潰瘍は、別の病気で胃炎と胃潰瘍の決定的な違いは、組織が欠損しているかどうかで判断します。
胃炎の場合は、表面の粘膜が炎症を起こしたり、ただれてびらんが起きている状態をいいます。
胃炎の場合は、筋層などの組織にまで影響を及ぼしてはいませんが、潰瘍の場合は筋層の組織までが、破壊され溶けてエグられていくような感じです。
胃潰瘍や十二指腸潰瘍が、自然治癒?
する場合は、まだ潰瘍がごく浅い場合に見られます。ごく浅い潰瘍は、何の自覚症状のないまま自然治癒してしまう場合が多いからです。
私達は常にストレスにさらされ、胃腸も同じように連動してダメージを追っていきます。
つまり、誰でも日常から軽い胃炎や浅い胃潰瘍は出来てしまっていても、自然治癒を繰り返しているわけです。
しかし深い胃潰瘍や、十二指腸潰瘍は別です。
ある程度まで、組織がエグられ破壊されてしまうと、胃壁の再生機能だけでは、とても追いつかなくなってしまうからです。
なので、潰瘍は浅いのであれば自然に治りますが、深い潰瘍は残念ながら市販の胃薬では、治る事はないので注意が必要です。
潰瘍の原因を取り除いて、医師と相談しながら潰瘍を完全に治す治療が必要です。
同じく、胃炎も粘膜の再生機能で自然治癒するものではあるのですが、胃炎も放置して慢性化し、さらに進行すると、もはや自然治癒は不可能になってきます。
胃の異常は、早め早めの治療がとても大切だと言う事ですネ^^;
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