肝臓癌再発と肝転移について
まず、原発性の・・・・肝臓癌の再発??
なのか?それとも、他の臓器から肝転移なのか?により、その後の対処も、治療法も変わってきます。肝臓癌の再発 |
その再発の原因は、前回の切除時に、取りきれなかった癌や、小さすぎて発見できなかった癌などが、大きくなった場合!や新しい癌が発生してしまった場合です。
もともと肝硬変を経て、肝臓癌になった場合の再発は、そのベースとなる肝臓自体が、すでに癌化しやすい状態で常にリスクを抱えているわけです。
肝臓癌を発症する条件が、そろっている事も、再発の多さと結びつきます。
そして、肝臓癌で肝臓を切除した人の、7割は5年以内に再発していると言われています。
しかし、万が一、再発したとしても、再度手術をしたり、その局部だけ集中治療できるのも、肝臓癌の強い再生能力(修復力)が、備わっている事も、影響している事でしょう。
肝臓は、まるでトカゲのしっぽのように、切っても元の大きさまで戻る事ができるからです。
手術後の生存率は、50%強ほどですが、それ以降は死亡率は、だんだん低くなっていきます。
目安は、5年です。何とか5年以上は、肝臓に頑張ってもらい、肝臓を修復する事だけを、考えましょう。
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肝転移の傾向 |
他にできた癌が、肝臓転移しやすい理由として、肝臓には門脈と言われる、血管が流れている事もあり、肝臓へと転移しやすい傾向にあります。
どこからの転移が多いのかと言うと、大腸癌、胃癌、肺癌、乳癌、卵巣癌、膵癌です。
他の癌から、肝転移した場合は、肝硬変を伴う事はほとんどないので、原発性の肝臓癌に比べると、肝臓が大きく腫れる傾向があります。
それ以外の特徴として、血液検査で、GOP、GPT、AFPの数値は高くならないで、ALPやLDHが異常な数値になり、原発性の肝臓癌にはない!特徴がみられます。
また、転移性の肝臓癌は、肝臓全体に癌が広がっている場合が多く、肝臓切除術や、塞栓療法、エタノール注入方法など、原発性の肝臓癌には出来る治療も、不可能になります。
しかし、大腸癌からの肝転移に限っては、他の転移がなく、肝臓にできた癌を、完全に取りきれる?であろう!と判断された場合のみ、肝臓切除術が行われます。再発率も5%以下に抑えられるようです。
手術さえ上手くいけば、予後も良好です。
私の父の場合は、大腸癌からの肝転移でしたが、癌のできた場所が悪く、肝臓の中央付近で、しかも大きな血管に隣接した場所に癌があったので、手術はできませんでした。
手術ができない、肝臓に転移した癌は、肝動脈にカテーテルを挿入し、抗がん剤を入れる方法や、免疫を調整する薬剤などが使われます。
肝転移のほとんどは、大腸癌からの転移が多いようですね。
大腸癌からの転移?かどうかの判断は、腫瘍マーカーで調べます。それから、確定診断する為に、超音波検査やCT、血管造影検査などが行われ、原発性の肝臓癌に比べて、血管が少なければ、大腸癌からの、肝転移をみなされるようです。
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