肝臓癌の治療について
癌の大きさ?や血管への浸潤度の有無なども重要です。肝臓癌が、どれくらい進行しているか?そして肝臓機能の状態で・・・・
肝臓癌の治療法!
も変わってきます。肝臓癌の進行度は、4つのステージに分類されています。
ステージ1
癌は1ヶのみで直径2㎝以下。癌が血管の中には、広がっていない状態
ステージ2
下記の条件に、1ヶでも当てはまる場合!
↓
癌が2ヶ以上ある!癌の大きさが直径2㎝以下である!癌が血管の中に、広がっている状態!
ステージ3
下記の条件に、2ヶ当てはまる場合!
↓
癌が2ヶ以上ある!癌の大きさが直径2㎝以下である!癌が血管の中に、広がっている状態!
ステージ4(A)
下記の条件に、すべて当てはまる場合!
↓
癌が2ヶ以上ある!癌の大きさが直径2㎝以下である!癌が血管の中に、広がっている状態!さらに、周囲のリンパ節への転移がみられる場合!
ステージ4(B)
癌が2ヶ以上ある!癌の大きさが直径2㎝以下である!癌が血管の中に、広がっている状態!
↑
上記に関係なく、周囲のリンパ節への転移や、離れた位置にある臓器にも、転移が見られる場合!
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次に、肝機能の状態をみます。もともと肝臓は、傷ついても、それを再生する機能が高い臓器ですので、仮に癌細胞がある場所を、切除したとしても、最終的には、もとの大きさに戻ります。
しかし、これは肝機能の状態が良い場合です!
肝機能が低下している場合、このように元の大きさに再生する事が困難になる為、その場合は手術で切除する事ができなくなってしまいます。
肝臓癌の治療は主に、内科的局所療法や、外科的療法に分かれます。
内科的な局所療法 |
ラジオ波で癌を焼いて、小さくする治療法です。正常な細胞への影響も少なく、癌の性質も選ばないので、他の癌にも有効です。
順調に、治療が進行し成功すれば、局所での再発も低いと言われています。
エタノール局注療法
エタノールを注入して癌を壊死させる治療法です。
肝動脈塞栓術
肝動脈を塞いで、癌を小さくする治療法です。
動注化学療法
カテーテルを挿入して、抗がん剤を直接肝臓に入れる事で、癌を小さくする治療法などがあります!インターフェロンとの併用で、癌が消えるケースがある事も分かってきました。
強力集束超音波治療 ↓先進医療
副作用のほとんどない、体にメスを入れない治療法として、期待されています。強力集束超音波治療は、強い超音波を、1か所に集中してあて、癌細胞をピンポイントに叩き、死滅させるものです。
普通の放射線の場合だと、広範囲に放射線があたるので、同じ所に、何回も放射線をあてると、健康な細胞まで傷つけてしまうリスクが伴いますが、この治療は、健康な細胞は避けて、癌だけを狙い打ちできるメリットがあります。
また、治療を受ける側にとって、一番気になる副作用がほとんどなく、傷も小さくて済む点にも注目したいですね。
このようにメリットが多いので、今、世界でも注目されている治療の一つと言われています。ただ、放射線をあてる際に、皮膚がピリっと痛む事も
肝臓癌だけでなく、乳癌や膵がん、前立腺がん、骨腫瘍にも有効です。
陽子線治療 ↓先進医療
これも、今注目されている治療法で、ピンポイントに癌を死滅させるもので、他の細胞への影響も少なくて済むようです。流動性のある臓器(例えば胃や大腸)には、不向きですが、肝臓癌以外の癌にも有効です。
外科的治療 |
それと最後に、できるだけ体を冷やさないようにされて下さいネ。体を温めると、免疫細胞も活性化し免疫力もアップします。
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