結核性脊椎炎(脊椎カリエス)
結核菌が脊椎に感染する病気の事を・・・結核性脊椎炎??
と言います。以前は、結核菌に感染する人も多くいたのですが、しばらくの間、結核と言われる病気は、ずっと息をひそめていました。
ところが、最近になって、また結核菌に感染する人の数が増えつつある状況です。その一つとして、海外から持ち込まれた、結核菌に感染するケースです。
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もう一つは、結核菌の既往歴がある人が、再び発症するケースで、特に、抵抗力のない高齢の方や子供は感染しやすくなります。
抵抗力のない子供が感染すると、成長障害や背骨の変形などの症状がでます。大人の場合は、子供とは少し違い、椎体が破壊され膿がたまる傾向にあります。
結核性脊椎炎を発症した方の、ほとんどは以前に結核菌に感染した経験のある人に多い傾向があり、その中でも高齢になり、抵抗力が落ちた時に、再び発症するケースです。
このように、以前に結核菌に感染された方は、長引く腰痛や背骨の歪み?などの症状があるようなら、注意されて下さい。
結核性脊椎炎の症状は、背中や腰に鈍痛があったり、体の倦怠感です。だるい?だとか、疲れやすいなどの症状や、微熱が出る事もあります。
結核菌は、肺などにある病巣から、血液管を通って脊椎に感染し発症します。膿がたまると、中には麻痺症状が出る事もあります。
椎間板を連結する部分で、軟骨とつながる椎骨の前部を占める、短い円柱を椎体と言います。
この椎体のふちっこから順に、結核菌に侵され、中に膿がたまり、炎症が悪化すると、骨がつぶれたり、骨折したりします。すると神経を圧迫するようになるので、麻痺症状が起こります。
膿がたまり、麻痺症状が出ている場合は切開して膿を出します。結核性脊椎炎の症状が、進行した場合の処置として、病巣部を取り除く手術が行われます。
重症化しないうちに、発見されるのがベストですが、発見が遅れた場合は、骨移植が必要になる場合もあります。
腰痛などの症状で、病院に行かれた際、過去に結核菌の既往歴がある場合は、その旨を医師にお伝え下さい。いつか、この病気が再び息をひそめる時が、来るかもしれません。
そうなると、この病気が、だんだんと、気がつかれにくくなる事も考えられます。原因の分からない?事ほど、精神的に気持ち悪いものはありませんからね(汗)
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