脊椎分離症の原因と症状

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脊椎分離症(起床時、腰に鈍痛や違和感)

脊椎の関節が折れてしまい、脊椎の前後が離れてしまう事を・・・・

脊椎分離症??

と言います。(下記の図を参照)

脊椎とは、背骨を構成する個々の骨の事で、腰椎も脊椎で構成されています。

少しややこしいですが、腰椎分離症も、脊椎分離症も、同じ病気の事を指します。

もともと脊椎はS字カーブを描くように湾曲していますので、脊椎の関節が分離してしまうと、今度は、少しのきっかけで骨折してしまった脊椎の一部が、前方へ動く事でズレが生じ、脊椎すべり症に移行しやすくなります。

このように、脊椎分離症は、脊椎すべり症の原因にもなっていて、筋力が低下が出てくる、中高年の女性の方に多く発症する傾向があります。

脊椎分離症は、先天性のものもあり、生まれつきの脊椎形成不全です。椎間間接が正常に合わさっていないために、成長と共にだんだん椎骨が分離しやすくなります。

脊椎分離症が起こりやすいのは、腰椎の上から4番目、5番目の脊椎です。特に、後天的に起こるのは、成長期にしたスポーツなどが、引き金となります。

まだ若い人の場合は、成長過程にあり、骨がしっかり出来上がっていない事もひとつの理由です。

特に、バスケやサッカー、野球、剣道などのスポーツをしている人に多く、腰をねじったり、無理にする動作の繰り返しが、骨に必要以上のストレスをかけてしまい疲労骨折を起こしやすくなるからです。

また、若い頃スポーツをガンガンやっていた人などが、スポーツをやめて中高年になり筋力が低下した時にも、脊椎分離症を発症しやすくなります。

注意したいのが、脊椎分離症を、そのまま放置してしまうと脊椎すべり症を発症する可能性が高くなり危険です。

前方にすべった骨が、脊髄や神経を圧迫し、クッションの役割をしている椎間板にまで、炎症が起こると、次は椎間板ヘルニアへと移行します。

ただ、X線検査をして脊椎の分離が確認できても、痛みなどの症状が出ない事も中にはあります。脊椎分離症は、腰椎の関節の一部が骨折し、離れる事を言いますが、

靭帯や筋肉が、その離れた部分を補おうとする作用が働くからです。

これは、人間が本来持っている、自然治癒力ですね。つまり、症状によっては、運動などで靭帯や筋力が強化されている人ほど、脊椎分離症を発症していても、痛みが現れにくい?なんて事が実際にはあるわけなんですね(汗)

逆に、運動不足などで靭帯や筋肉が弱い人は、長時間立っていたり、同じ姿勢をしているだけで、すぐに靭帯や筋肉が疲労するので、腰痛として現れやすくなります。

脊椎分離症の痛みは、朝起きて動き出した時に、まず鈍痛や腰の違和感を感じるようになります。痛みの特徴として、動きだすとだんだん痛みが軽くなります。

しかし、スポーツや過酷な労働、長時間に渡る同じ姿勢、前かがみの作業などで、また痛みが強くなります。

脊椎が骨折し、まだ間もない場合は、骨折と同じ治療で治る事もあります。痛みが強かったり、必要に応じて脊椎を元の位置に戻す施術が行われます。

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