大腸癌の転移とは？
それは、大きく【血行性転移】【リンパ行性転移】【播種転移】の３種類に分類されます。こうした・・・・
大腸ガンの転移？
は、治療の最大のネックです。大腸ガンじたいは、原発巣をすべて取り除く事は、そんなに難しいことではありません。たとえ、大腸全部を切除したとしても、その働きは小腸で代用することができるからです。しかし、がん細胞が肝臓、肺、腹膜などに転移していくとそう簡単にはいかなくなります。
スポンサードリンク
がんの治療とは、いかに大腸がんの転移を抑えるかにかかっているのです。
【血行性転移】
がん細胞が、腸の壁の中にある、細い静脈に入り込み血流に乗って他の臓器に流れついて、そこで増殖します。
大腸の血液は、まず肝臓に集まるので、大腸がんの場合は、肝転移の割合が高くなり、次に多いのが、肺への転移になります。
【リンパ行性転移】
体は、血管と同じくリンパ管が、網の目のように張りめぐらされています。
ガン細胞は、このリンパ管にも入り込んでリンパ液の流れに乗って、その節々のリンパ節に、順番に巡りながら転移していきます。
最初にできた、癌の原発巣から転移していくリンパ節の順番や範囲は、ある程度は分かっているので、手術では原発巣を取り除くだけ？
ではなくて、決まった範囲のリンパ節を、転移の有無にかかわらず転移の可能性のあるものは、できる範囲で切除することとなります。
【播種転移】
腸の壁を突き破って、増殖したガン細胞がお腹の中に散って、腹膜や腸間膜などで増殖する転移の事です。
進行が進むと、癌細胞はお腹全体に広がり、がん性腹膜炎という状態を作ってしまいます。
以上が、大腸癌の転移の種類です。
スポンサードリンク
▲ページのＴＯＰに戻る
関連記事
大腸癌の予防には、内視鏡カメラ
スポンサードリンク
