急性・慢性低血糖?に注意しよう
糖尿病で使う薬の効果が、強く現れ過ぎると血糖値が異常に下がる・・・・急性低血糖?
に陥る事もあります。血糖降下薬などの飲み薬、もしくはインスリン注射などを打っているいる人は、このような血糖値が異常に下がってしまう事があるので注意が必要です。
食事や運動量、その時の体調などにより、薬の効き方が左右されます。
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例えば、いつも通り薬を飲んでも、食事量が少ない日があったり、いつもより強めの運動をしたりする事で、低血糖のリスクを高めてしまいます。
血糖のコントロールが良好な人は、平均的な血糖値が健康な人と同じレベルにあるので、薬効が強く現れ過ぎる危険性が高くなるようです。
☆低血糖の症状
低血糖の症状は、血糖値がだいたい50~70mg/dl以下になると現れ出します。
血糖値が高めの人は、血糖値が100mg/dl程度でも現れる事もありますが、個人差がありますので一概には言えません。
発汗や動悸、手足の振るえ、吐気、冷や汗や頭痛、目のちらつきや、かすみ目などの視覚障害、脱力感、空腹感、舌のもつれ、情緒不安定など実にさまざまな症状があります。
これらは、交感神経や中枢神経の異常がもたらす症状ですが、低血糖になり始めた初期の状態では、あまり自覚症状がありませんので、対応が遅れる可能性もあります。
慢性低血糖?
また、高齢者の方は自覚症状が現れても、それに気がつかなかったりする場合だったり、認知症の場合だと見過ごされる事も起こりがちです。
このように慢性的な低血糖状態は、血管障害を起すリスクも倍増してしまいます。
しだいに、低血糖の症状が強く出るようになると、意識障害が起こり、もうこの段階では自分で対処する事ができなくなります。
周囲が、もしこのような異常を察した時点で、適切な対応ができないと、脳に障害が残ったり、最悪の場合は生命の危機に陥る事もありますので、注意が必要です。
低血糖が強く出すぎると、昏睡に陥るケースもあります。
☆低血糖の症状が出てきたら?
ブドウ糖入りジュースを半分~1本飲みましょう。
ブドウ糖入りジュースとは、清涼飲料水等に含まれている事が多く、例えば、アクエリアスやポカリスエットなどです。ラベルの表示に、ブドウ糖と書いてあるか確認しましょう。
症状が改善されなければ、さらに半分くらい追加しながら様子を見ましょう。
砂糖でも良いですが、ブドウ糖の方が体に吸収されやすいので、用意できるのであれば、ブドウ糖の方が低血糖には、即効性がありお勧めです。
ブドウ糖がなければ
砂糖10~20gくらいの砂糖を水に溶かして水に溶かして飲むか、口で溶かしてなめても大丈夫です。
砂糖大さじ1杯→約10gくらいです(砂糖の種類により多少異なります)
症状が改善しなければ、さらに5~10g追加して様子をみましょう。
病院で言えば、ブドウ糖の錠剤を処方して頂いたりもできるようです。ドラッグストアなどで、ブドウ糖飴を見かける事もありますので携帯用に便利ですね^^
☆緊急時の代用としては、あるもので対処しましょう!
飴、ビスケット数枚、キャラメル1~2ヶ、とにかくなければ炭水化物系の甘いものを食べましょう。スティックシュガーなどを携帯するなど、臨機応変に対応しましょう^^
☆低血糖の症状が、強い時?
例えば、意識障害や錯乱症状、痙攣や昏睡状態などに陥っている場合は、大至急病院への搬送が必要です。
注意)
昏睡が起きると、自分で対処する事が困難になり、どうしても周囲の協力が必要になります。
外出する際は、糖尿病カードを常に持参すると安心です。そして、カードには自分が糖尿病である事や、不自然な状態に気づいた時の対処法などを、誰が見ても分かるように記載しておくと良いですね^^
身近な人にも、糖尿病である事や低血糖時の対処法を話しておくと、さらに安心です。
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