膝の痛みを伴う病気/原因と症状

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膝痛の原因と、その症状とは・・・。

どんな、膝の痛みなのか?膝の痛みの症状???や、痛むタイミングなどから、ひとつずつ膝の痛みの原因を、探していく事にしましょう。

良くある膝の痛み
まずは、どんな動作をした時に、膝の痛みを感じるのか?思いだしてみて下さい。膝の痛みで一番多いものとして、【変形性ひざ関節症】があります。

似たような膝痛の症状がないか?確認してみましょう!



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初期の変形性ひざ関節症
しゃがむような姿勢や、正座をする時などに、膝が曲げにくく痛い?

あぐらかいて座っていて、立ち上がる時に痛い?

デスクワークなどで、長時間座っていた時など、立ち上がる時に痛い?

歩きだすと、何だか足がこわばり?歩きにくい?しかし、歩き出してしまえば、痛みやこわばりが消える。

走ると、膝が痛む。

階段を上がったり、降りたりする時に膝が痛む。

このような症状が出た場合、考えられるのは、関節軟骨が傷つき、磨り減っていく疾患で、変形性ひざ関節症と言われています。

これらは、変形性ひざ関節症の症状の特徴でもあり、ごく初期の症状になります。

ただ、初期の場合は、痛みはあっても我慢できてしまう程度であったり、膝の痛みもすぐに治まってしまう事もあり、あまり気を止めないで、見過ごしてしまう事も多いのが現状です。

初期はまだ、動作する時の痛みですが、そのまま放っておくと、一時的な痛みから、なかなか消えない痛みに変わって行きますので絶対に見過ごさない下さいね

一言メモ
膝の痛みじたいは、軽いのに何だか足がドン!と重く感じる事はありませんでしょうか?実は、これは筋力低下によって引き起こされる症状なのです。

例えば、膝に炎症が起こると膝周囲の筋力まで低下してきます。運動不足などで、下半身の活動低下する事でも筋力の低下を招きます。
     
中期の変形性ひざ関節症
変形性ひざ関節症は、中期へと進んでしまうと下記のような症状に変わります。同じ病気ではありますが、症状がしだいに変化して行きますので御注意下さい。

それは、膝の痛みの為に、しだいに出来ない動作が出てくるようになります。

例えば・・・

正座ができない。

膝の痛みが、なかなか消えなくなる。

膝をまっすぐに伸ばせなくなる。

膝が腫れ、水がたまる。

足が、昔に比べ、O脚に曲がってくる。

膝を動かすと、変な音がする。

膝の中を押すと、痛く感じる部分がある。

このように中期の変形性ひざ関節症の症状としては、痛みが長引くばかりか、生活に支障をきたして来るようになります。

後期の変形性ひざ関節症
やがて、変形性ひざ関節症が後期になると、立ったり、しゃがんだりするだけでも、膝に痛みが走るようになってきます。


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その他の膝の痛み
坐骨神経痛
神経からくる膝の痛みで、X線撮影(レントゲン)などでは、特に異常がなくても膝の痛みを感じる場合もあります。

例えば、実際には、膝の痛みではなくても、あたかも膝の痛みかのように錯覚してしまう事も、中にはあります。

坐骨神経痛の場合、離れた場所にある炎症ではありますが、膝の痛み?として感じてしまう事があります。

坐骨神経は、腰の方から~下肢の方へと伸びつながっていて、膝周辺を含む下肢の皮膚の知覚領域を支配しているからです。

このように何らかの原因で、上流域にある神経が圧迫され刺激を受けると、下流域にある下肢(膝)にも痛みが生じてくる事もあるのです。

体の上流域にある、下肢にも影響する病気として坐骨神経痛以外に、椎間板ヘルニア、脊椎間狭窄症、脊椎すべり症なども、要因として上げられます。

膝以外に、腰などにも痛みがある場合は、これらの病気も疑ってみましょう。

【骨腫瘍】
骨にできる腫瘍の事で、良性のものもあれば、悪性のもののあります。

骨軟骨腫(良性の腫瘍)
骨の一部が膨らんで、盛り上がってきます。痛みを伴う事は、あまりないようですが、骨のように硬い腫瘤がしだいに大きくなるにつれ、自分でさわっても分かるようになってきます。

特に成長期でもある、若い人に多く見られ、膝以外にも骨盤、腕、肩甲骨、大腿骨などにも発生します。骨の成長が止まると、腫瘤の成長も止まるのも特徴です。

初期には、痛みを伴わない骨軟骨腫ですが、腫瘤が大きくなると、周囲の組織や骨を圧迫するようになり、痛みが出てきます。関節の動きが、制限されるために患部を動かしづらくなったり、骨折しやすくなります。

骨軟骨症は、1ヶ所だけ単発で出来る場合もあれば、複数できる場合もありますが、どちらも代表的な良性の骨腫瘍です。

日常生活に支障がなければ、経過観察しますが、場合によっては手術が必要になる事もあります。中には、もともとあった骨軟骨腫、内軟骨腫が悪性に変化して、軟骨肉腫(悪性腫瘍)へと変化する事もあります。

急に、しこりが大きくなったりした場合は要注意です。悪性化は、若い人より、高齢者の方に起こる傾向があります。

★骨肉腫(悪性の腫瘍)
骨の組織に、原発する悪性腫瘍の事です。膝に発生するケースが最も多く、股関節や肩、顎などにも発生します。

初期には痛みを伴いませんが、腫瘍が大きくなるにつれ、周囲の組織の神経や、血管や骨などを圧迫するようになるので、腫れや痛みなどの症状が出てくるようになります。進行すると激痛が走ります。

ただし、現代では医学が進み骨肉腫の治療法も大きな成果を上げています。予後の改善は、昔に比べると劇的に良くなっています。

【関節炎】
慢性関節リウマチ、痛風、偽痛風などがこれにあたり、何らかの原因で、関節に炎症が起こる病気です。

変形性ひざ関節症とは、症状が異なる点としては、まず、慢性関節リウマチの場合だと、手指のこわばりから始まる点です。

例えば、朝に1時間以上こわばったり、手指や手の関節、ひじなど上肢の関節から炎症が起こり、その後、肩や膝、足の指、股関節、背骨から足の関節など全身の関節に広がって行きます。

関節リウマチは、左右対称に、症状が出るのも特徴です。血液検査をすると、炎症反応がでますので、気になる場合は、病院での検査をお勧めします。

また、関節炎の中には、偽痛風?と言われるものがあります。偽痛風は、膝に関節炎を起こす頻度の高い病気のひとつです。

急に激しい関節痛が起こる事から、痛風と言われていますが、普通の痛風とは症状の現れ方や、原因となる物質にも違いがあります。

また、通常の痛風の場合は、小さな関節に起こる事が多く、例えば足の親指の付け根が痛む?などです。しかし、偽痛風の場合は、大きな関節に症状が出てきます。

痛風の場合は、膝に関節炎が起こる事はありませんが、偽痛風の場合は、膝関節に症状が起こりやすいのも特徴です。

偽痛風になると、患部は熱を帯び激しく痛みます。赤くなったり、腫れが生じる事もありますが、これらの症状は数時間で
ピークを迎え、数日で症状は治まってくるので、関節炎が持続する事はありません。

ただし、二次的に変形性ひざ関節症を引き起こす事もあり、関節炎と変形性ひざ関節症を、交互に引き起こす事もありますので注意が必要です。

偽痛風の確定診断は、関節液を偏光顕微鏡で検査し、ピロリン酸カルシウムの結晶が認められれば、偽痛風と診断されます。

またX線撮影では、偽痛風の場合は半月板、関節軟骨に石灰化が見られるようです。そして、血液検査では炎症の度合いを示す数値や白血球の増加などが見られます。

一般に言われている痛風の原因となるのは、尿酸と言われる物質なので、偽痛風と比較すると、原因や症状にも違いがあるのが分かります。

【過労性の炎症や外傷】
膝の関節じたいは、特に問題はなく、膝の周辺に痛みが生じる事があります。関節周辺の皮下にある液体を含んだ袋(滑液包)や、腱、靭帯などに起こる過労性の炎症です。

膝を使った過度な運動で、負担がかかった場合など、関節に異常があるわけではないですが、膝周辺の炎症で膝の痛みとして感じる事もあります。

また、スポーツなどで繰り返し、膝に負担がかかる事によって起こる障害を過労性障害と言います。半月板損傷や、軟骨の損傷、たな障害、オスグッド病と言われるものがあります。

痛む場所から原因を推定
(例1)
膝のお皿を押すと痛い!
膝蓋骨軟化症かもしれません。膝関節の軟骨が磨り減り、膝蓋骨に、ヒビが入っている可能性もあります。

(例2)
膝のお皿のすぐ下を押すと痛い!
膝蓋靭帯炎(ジャンパー膝)
激しいスポーツの繰り返しで、膝蓋骨と脛骨をつないでいる腱が炎症を起こしている可能性があります。

(例3)
膝の内側を押すと痛い!
内側側副靭帯や内側半月板が損傷している可能性があります。

(例4)
膝の外側を押すと痛い!
外側側副靭帯や外側半月板が損傷している可能性があります。

骨折や軟骨損傷、半月板損傷は変形性ひざ関節症のリスクにつながる事もありますので注意が必要です。

若い方の膝の痛みは、過労性の関節外傷や怪我などからくる疾患に限られてきますが、年齢を重ねるに連れ、筋力の低下や疲労の積み重ねで関節軟骨も老化していきます。

しかし、年齢だけのせいでもなく、体力等は運動不足により、日々落ちていくのも事実です。それが積もり積もって、だんだんと足が衰えていってしまいます。

うまく歩けなくなったり、転びやすくなったり、痛みが出たり等、生活に支障をきたす事のないよう、適切な対策をしながら、体力の維持・増進を心がけたいものです。

じっとしていても痛い??膝の病気
安静時にも、膝が痛む病気に下記のものがあります。
・偽痛風
・化膿性関節炎
・重症化した、変形性膝関節症

突然、膝が痛くなる?病気
突然、強い痛みに襲われる??
・大腿骨顆部骨壊死
・化膿性関節炎
・急性の変形性膝関節症
夜中に、突然痛む?とか・・・
以前から膝の違和感はあったものの、急に赤く腫れて痛む?など・・・突然!!!おそってくる膝の病気は、上記のようなものがあります。

膝からガリガリ?ごりごり?と変な音がする?
膝を曲げたり、伸ばしたりすると、ガリガリ、ゴリゴリと膝から変な音がするのは、突発性骨壊死や変形性膝関節症のサインです。

軟骨がはがれて、そのカケラが生じさせる音です!

膝に手を当てて、屈伸した時に、膝から変な音がする場合は、中期の変形性膝関節症の可能性が高くなります。

さらに、はっきりと膝から変な音が聞こえるようになってくると、それは重度の変形性膝関節症まで悪化しているサインかもしれません。

ちなみに、軽度の変形性膝関節症は、歩き始めに少し膝の痛みを感じる?とか、膝の違和感やこわばり?程度です。

長い時間をかけて、じわじわと悪化していきますので初期のシグナルを見落とさないようにする事が、とても大切です。

突発性骨壊死は、膝関節の一部が血行障害により壊死する病気です。ストロイド薬の服用や飲酒などが危険因子になる場合があります。

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