膝関節の部位と機能

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膝関節の機能と部位

膝関節の機能

膝関節は、太ももの大腿骨と足のスネにある脛骨、そして脛骨を支えている腓骨、そして膝のお皿(膝蓋骨)で構成され、その周囲は関節包でおおわれています。

膝関節の部位は、下記の図を参考にして下さい。

そして、大腿骨と腓骨の間には、関節包から半月板と言われる軟骨が出ていて、膝にかかる衝撃をクッションのように吸収したり、関節がスムーズに動くように機能しています。

関節包は、骨と骨を結びつける丈夫な外側の繊維膜と関節液を分泌する滑膜の2種類の膜でできています。

★関節液の役割
関節の動きをなめらかにして、摩擦による負荷が起きないようにする働きがあります。

膝は常に、自分の体重を支えながら、足をまっすぐに伸ばしたり、深く折り曲げるといった厳しい環境に中で、頑張っています。

これらの、膝の動きを常にコントロールしているのが、靭帯や腱の部分になります。

★十字靭帯
膝蓋骨の下部にある、十字に交差した靭帯の事で、膝が前後にずれてしまうのを防いでいます。

★外側側副靭帯、内側側副靭帯
ひざが、左右にずれたり横に傾くのを防いでいる靭帯です。

★腱の働き
筋肉の動きを骨に伝え、関節を動かす働きをしています。

★膝周辺の筋肉の働き
太ももの前側にある、大腿四頭筋が膝を伸ばし、後ろ側にある大腿二頭筋が、膝を曲げる働きをしています。

★膝の関節軟骨
膝は、体の中で最も強い力が加わっている場所で、体重の5~7倍の力がかかっていると言われています。

関節軟骨は、膝関節の中でも、最も重要な働きをしています。骨と骨が接する部分が関節なのですが、実際のところは、骨どうしが直接くっついている訳ではありません。

骨の両端は表面が薄くなめらかで、弾力性のある組織で覆われています。これが、関節軟骨と言われるものです。

この関節軟骨の厚さは、3~4ミリくらいしかありません。この関節軟骨は、一度磨り減ってしまうと、元の状態には戻りませんので、軟骨が磨り減らないような、膝に負担がかからない生活習慣が大切です。

関節軟骨や半月板があるお陰で、衝撃を吸収してくれてはいますが、これらが磨耗に耐えられず磨り減らないような膝の使い方をして行きたいものです^^

膝関節の部位


  
膝蓋骨の下部にある、上図(緑色の部分)は、十字靭帯です。

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